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『Nightmare』 / Avenged Sevenfold

nightmare

『Nightmare』 / Avenged Sevenfold
01.Nightmare
02.Welcome To The Family
03.Danger Line
04.Buried Alive
05.Natural Born Killer
06.So Far Away
07.God Hates US
08.Victim
09.Tonight The World Dies
10.Fiction
11.Save Me

タグ:ROCK'N ROLL




 オルゴールのような、今にも千切れそうなメロディに続いて、マイク・ポートノイの音速ドラムが畳掛ける。
メインヴォーカルに重なるコーラスを聴いた時に、レヴの不在をはっきりと自覚した。マットが歌っていた。
悲哀と絶望、やるせなさ、そういった想いがナマのまま伝わってくる。
このアルバムを買う誰もが、この作品のテーマを理解しているため、伝わってくるその感情は恐ろしいほどにナマのものだ。
漠然とした悲哀、哀愁といったものはなく、一貫したトリビュートがこのアルバム「Nightmare」にはあり、A7Xの"Family"ではない私たちにとって、このアルバムを理解することはできないのかもしれない。

アルバムの中で、シングルカットされた#1のみがアルバムを包む「大いなる退廃」から浮いている気がしてならない。
音楽的な部分では、二曲目ではメイデン直系の分厚いツインギターにA7Xらしい泣きのメロディが放たれる。
そして全体にリフ作りやメロディ作りに磨きがかかっている。

#5は半分くらい前アルバムの「Almost Easy」と被った曲調ながら、リフ構成の巧さが出ており、スラッシュメタル風のイントロからの中間部の劇的なメロディアスさへ繋がる展開は圧巻と言う外ない。前作のLOSTやLITTLE PIECE OF HEAVEN辺りにも感じられたことだが構成力の巧さはA7Xの特徴であり武器になっているだろう。
何より#6を聴けば、もはや何も言えなくなる。How do I live without the ones I love。なぜもっと気のきいた言い回しができないのか。失意が胸をえぐる。

#6,#8以降バラード調の曲が続くのだが、吐き捨てるような曲に、A7Xに珍しいデスボイスも聴ける激動曲#7との対比、そして何より#11「Save Me」への流れには感動を禁じえない。

マイクの超絶ドラムプレイがこういったメタルコア的な曲で聴けるだけでも、聴く価値はあるだろう。
疾走曲は#2「Natural Born Killer」#5「Welcome To The Family」のみなので、そういった路線を求める方には薦めない。
第一そういった方は前作で見限っているだろうが。

異論は承知だが、正統派メタルコアの二大バンド、ブレットフォーマイヴァレンタインとアヴェンジドセブンフォールド、この2バンドの間に大きな開きができたように思う。
パーソナルな作品にこそリスナーは良さを見いだせるもので、BFMVの売れ線への舵取りに対して、A7Xはレヴの死というこれ以上ないパーソナルな題材を選んだ。
もはや聴かせる気があるのか分からないほどに、歌詞世界はレヴの死以外に触れていない。
そんな激情や慟哭の想いを詰め込んだ今作は、ロックが生まれた原初の時代を思わせる、新鮮さすら持ち合わせている。
それを独りよがりと判断するリスナーも多くいるだろう。「City Of Evil」のような乗りの良い疾走感は皆無だ。
しかし、A7Xは期待を裏切ることはしなかった。4thで見せた数曲の深みのあるロックの路線を貫いてきた。
言いすぎだろうが、「LITTLE PIECE OF HEAVEN 」→「Dear God」→「Nightmare」となることが必然だったかのようにすら感じられる。

2010年代以降のロックの形を提示した、10年代の名盤となるだろうことはここで明言するまでもない。


個人的評価:9.5/10 失意の中作られた作品に、魂が宿らないはずがない。

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テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

2010 HR/HM 上半期良盤

主なリリース

『ANNIHILATOR』/Annihilator
『Angel of Babylon』/Avantasia
『Wicked Symphony』/Avantasia
『Fever』/Bullet For My Valentine
『Quantum Catastrophe』/Braindrill
『The Guessing Game』/CATHEDRAL
『We Are the Void』/DARK TRANQUILLITY
『Nifelvind』/FINNTROLL
『To The Metal』/GAMMA RAY
『After』/IHSAHN
『12 Gauge』/Kalmah
『Return to Heaven Part.2』/LABYRINTH
『Time to Be King』/Masterplan
『Metal Slave』/MEAN STREAK
『You Can't Hurt Steel』/THE MORNING AFTER
『SCREAM』/OZZY
『Strings to a Web』/RAGE
『The Frozen Tears of Angels』/Rhapsody of Fire
『X』ROYAL HUNT
『Sting in the Tail』/SCORPIONS
『Panic Broadcast』/SOILWORK

(国内)
『JUBILEE』/VERSAILLES ベルサイユ
『RESURRECTION』/GALNERYUS ガルネリウス
『Revolutionary』/9mm Parabellum Bullet


『To The Metal』/GAMMA RAY
gammatometa
説明不要のメタルゴッド。伝統的ヘヴィメタルの根幹部に立ち返った近作は、陳腐な言葉だが「Heavy metal identity」を体現したかのよう。
全編で、カイ・ハンセンのメタルへの愛が感じられる。カイの言う「Metal」とは、我々の言うHard Rock, Heavy Metal といった括りではなく、
鉄のごとき精神、というようなイメージを持った方がいいように感じる。
ジャンルで括られるような一枚ではない。真摯なアティチュードの詰まった傑作。

『Strings to a Web』/RAGE
rage
ヴィクターの縦横無尽のギターにピーヴィーのキャッチーな歌メロ。いつものRAGEらしい作風だが、いちいち完成度が高い。
丁寧ながらも聴き手を惹きつけるトリッキーな魅力。RAGE以外にはまず作りえない一枚。

『Revolutionary』/9mm Parabellum Bullet

9mmrev
狂気と破壊に満ち溢れるようでいてすべて計算づく。計算づくはどのアーティストでもそうだろうと言われればそうだが、
それにしても彼らには確信的な部分が多すぎる。衝動が集結したエモーショナルな一枚だが、いかんせん粗い。粒がそろっていない。
次作あたり、その整合性を増した名盤を生み出すのではないだろうか。

『You Can't Hurt Steel』/THE MORNING AFTER
morningaf
Next DRAGON FORCE! とブルース・ディッキンソンに言わせしめるに値する作品。
音楽的な意味ではなく、シーンの引率者に相応しいパワーを秘めている。
よく分からないリズム落ちや、不必要なシャウトなど、文句をつけたい部分があまりに多い。
しかし、ジャムセッションを生で聴いているような臨場感、切迫する音圧が随所に感じられる。
これは2ndでとんでもないことになる、そう確信させる一枚。

『JUBILEE』/VERSAILLES
varsai
ヴィジュアル系という括りで色眼鏡をかけるにはあまりに惜しい作品。
疾走するドラマティックな展開は、もう言われつくしているが、往年のX-JAPANを彷彿とさせるものがある。
まずは『愛と哀しみのノクターン(CD音源)』を聴いていただきたい。
ページ下部のものはライブ映像。

スラッシュメタル以外が死滅していた昨年に比べ、今年は個人的に「名盤」と呼んで差支えない作品も多数挙がっている。
今後は新人の怪物Equilibrium、ANGRA,Blind Guardian などのベテラン勢の新作もリリースが決まっている。
そして何より、8/18のIron Maiden, 『Final Frontier』
歴戦の英雄DIOがシーンを去った今、これ以上の損失は耐えがたいが……。



テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

『イドへ至る森へ至るイド』 / Sound Horizon

ido
『イドへ至る森へ至るイド』 / Sound Horizon
1. 光と闇の童話
2. この狭い鳥籠の中で
3. 彼女が魔女になった理由

タグ:アニソン・メロパワ・クサメタル・シンフォニック




 ひどく主観的なことを言わせてもらうと、多くを語りたくない作品。

私の評価というか認識では、Sound Horizonの作品は『Elysion 楽園幻想物語組曲』で一つの完成形を迎えている。耽美、構成美、叙情、総てにおいて非の打ちどころがない。このレベルの作品はポップスに納まらない完成度だといっても過言ではない。
それほどに完璧な作品を作り上げてしまい、神がかりの表現力をもつVo.Aramary氏を手放したRevo氏は渾身の力作(であろう)『Roman』をリリース。
散漫な作風で、とても名盤、佳作と呼ぶには遠い作品ではあったが、メロディラインの美しさや、随所に凝らされた工夫、展開で、次作への期待を高めるには十分な作品であった。
逆オンデマンド式の二枚目、通算六枚目の『Moira』はその期待に添う作品であった。「コンセプトアルバム」として歌詞世界を含めて見た場合は、その一点では「極めた」アルバムと呼べる。
しかし、すべての人間が話を求めてSound Horizon」のCDを買っているのかを忘れてはならない。Revo氏がなまじ卓越したセンスを「矜持」するばかりにSound Horizonは、メロディ重視の洋・邦楽リスナーをも巻き込んでシーンのトップに君臨しているのだ。

 そんな中の本作は、Moiraで築いた大作的、一貫的な形を完全に放棄、普遍的ロックの一作に落ち着いている。
(但し、シングルであるため一貫性を求める方が無茶であることは承知している。あくまで一曲目の感想にすぎない)
多様なSE、とってつけたようなGソロ、Keyソロ(無論メロディセンスは卓越しているのだが)、そして何より、到底HRHMを好む人間には耐えきれない媚びるようなヴォーカル。
あと少し言わせてもらえば、全体に台詞が棒読みすぎやしないだろうか・・・。
これをSound Horizonの作品だと思いたくないが、残念ながら作風、センス、どう聴いてもSound Horizonのそれ以外の何物でもない。随所に垣間見る切れのあるメロディもSound Horizonそのものだ。
 また、2曲目、3曲目には触れないでおく。女性がメインヴォーカル。バラード。メロディにフックはない。

少しナンセンスな例えを挙げて締めとしたい。
かつて一世を風靡したQueenだが、彼らは『オペラ座の夜』を最後に孤高で到底近寄れない「オーラ」を失っていく。凄味がなくなっていく。
敢えて言いすぎを承知で言う。私にとって『Elysion』は『オペラ座の夜』と対等な作品であるように思えてならない。
そして即ち、彼らもこれを最後に・・・

また余談ながら、悶絶メタルのページさんの評価が非常に気になる。クサメタラーの意見をおおよそ代弁している管理人、Kさんはどういった感想を持つのだろうか・・・。


個人的評価:- 『聖戦のイベリア』などのシングルは概して煮え切らないのがSound Horizon。年末のアルバムをまたないと何も言えない。

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

『COAT OF ARMS』 / Sabaton

sabaton
『COAT OF ARMS』 / Sabaton
01.Coat of Arms
02.Midway
03.Uprising
04.Screaming Eagles
05.The Final Solution
06.Aces in Exile
07.Saboteurs
08.Wehrmacht
09.White Death
10.Metal Ripper

タグ:メロパワ・ヴァイキング・クサメタル・漢メタル・シンフォニック




(下記リンクで試聴可能)
何はさておきMyspaceで「Coat Of Arms」を聴いていただきたい。
Rhapsody「Emerald Sword」Equilibrium「Blut Im Auge」辺りに並ぶ「やりすぎメタル」が現れてしまった。
続く#2「Midway」も、かなりやらかし感満載。サビのメロディはもはや応援歌。甲子園とかで使われるべき。
#4 Screaming Eagles などでは分厚いオトココーラス、叙情シンセや絶妙なオブリギターを堪能できる。
もはやTURISAS, MANOWAR, Equilibrium,Ensiferum あたりに続くヴァイキングではなく「漢メタル」
Voは終始むさ苦しい情熱の仮称を披露するも、この辺りはこの手の音好きには慣れたものでしょう。
エクリブリウムの新譜も近いようですが、暫くはこれだけでいけること請け合い。

特に序盤での疾走が異常なまでのテンション。
メロディラインの構築美というより、徹頭徹尾グルーヴ重視の曲展開もたまらない良さ。
中盤以降では不思議メロディの幻想的な曲も登場しますが、やっぱりサビのコーラスが分厚すぎ。もはや笑いすら禁じえない。
疾走こそtune1から薄れていくものの、バックコーラス+ドラミングで盛り上げるパターンが多く、ライブを想像せずにはいられない。
国内版すら出ていない彼ら、来日はいつになることやら・・・
軍歌メロディーに合わせて拳を掲げる、サバトン!漢!

Sabaton MySpace
Sabaton HP

個人的評価:9/10 国内版出ていいレベルでしょう。エクリブリウムが売れるんだから、ヴァイキングもまだまだいけるはず!

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

ロニー他界

冗談じゃない



なんの内容も持たない一記事に過ぎなくとも、冥福を祈らせてもらいたい

どんなヴォーカルより、大好きでした。
RIP ロニー ジェイムス ディオ
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